みなさん、こんばんは!
今年の夏、初めての川サウナに行くことを楽しみにしてるキノコです。
2025年5月にシステムエンジニアから転職をし、現在はデータサイエンティストとして働いています。
転職後の生活が落ち着いてきたところで、転職をなぜしようと思ったのかについて重い腰を上げて書いてみようと思います。
いきなり話が脱線しますが、本記事の題名はセンスありませんか?(自画自賛)この題名の元となったアニメ「チ。ー地球の運動についてー」も面白いので是非見てみてください!
話を戻しまして、本記事は、転職の方法ではなく、「転職をしようと決意をした背景や考え」を皆さんに共有できることを目的としております。転職の方法については、別記事で今度書いてみようかなと思います!(とか言って、かなり先になりそう。。)
また、対象者は、「2年目から4年目あたりの年次が若い転職希望者」(SEだと共感得やすいかな。。)ですかね。キノコは未経験転職なので、ステップアップ転職を考えている方はあまり参考ならないかもしれないです。
なぜ転職をしようと思ったのか
私が転職をしようと決意を固めたのは、社会人2年目の1月です。
社会人2年目というキャリアが浅い時期に転職を決意した理由ですが、一言で言うと、「全ての転職理由が重なったから。」です。
これを聞いても、何があったんや??って感じだと思うので、当時の状況や考えを振り返りつつ理由を詳細に話していきます。
人生、生きていると色んな出来事がこれでもかと重なりますよねー
ちなみに、当時のキノコのスペックを書きますね。
- 社会人2年目のシステムエンジニア
- 一般的には、高年収(750万程度)
- 情報系の大学院にて、データサイエンスを一通り学んでた(Kaggle入賞経験あり)
- 学生時代に、データサイエンティストとシステムエンジニアの両方に興味を持っていた
転職前の働き方
前職の経験は今の仕事にも活きているので、前職を決して悪く言うつもりはありません。しかし、転職をしようと思った状況を皆さんにお伝えしたく、事実ベースで書こうと思います。不快に思われた方は申し訳ございません。
転職前の働き方は、一言で言うと、激務でした。どれくらい激務だったかをアピールしたいわけではないですが、事実、下記のような感じで働いてました。
- 残業時間70h
- 深夜コール(1時や4時に起きて障害対応)
- 休日出勤あり
- 休日テストによっては、朝3時出勤もザラにある
勿論、外資投資銀行のIBDと比べたら霞んでしまいますし、これで激務は甘えてると思われる方もいるかもしれません。それでも、いつ鳴るか分からない深夜コールありの日中働き詰めは、精神的に応えましたね。。
加えて、上司も昭和を感じる厳しい方が多く、人間関係も良好とは言えなかったと思います。当時は、5年目から10年目までの中間層がほぼおらず、上司が30代後半以上であったため、年齢ギャップによるお互いの状況理解が不足しがちなところがあったと感じています。
最初は、転職をする気はなかった
と、前職の仕事環境はあまり恵まれてはなかったのですが、正直これだけで転職に向けて行動をしようとは思っていませんでした。
転職をまだしなかった理由は二つです。
一つ目は、圧倒的給料の高さ。お金は労働の本質ですね。やはり労働の対価であるお金を沢山頂いていたのは、転職をする決め手を遮っていたと思います。
転職サイトで見ると、尚更今の給料を捨ててでも他社に行くリスクが大きいと感じました。
二つ目は、経験年数の不足によるスキルセットの低さです。仮に転職をしたとして、得意領域を持っていない中でどうやって生きていくのかという不安がありました。無理して転職をするよりも、まずは目先の仕事をマスターする道もあるのかなと感じました。
当時、労働環境がいくら悪かったとしても、給料が高水準であることや会社のネームバリューを手放すほどの理由はなく、しばらくはこの仕事を続けていようと思ってました。
転職をする意思を固めたきっかけ
働く中で常に「俺はやりたくない仕事で長時間働いているのか」が頭の片隅にありました。どうしてもデータサイエンティストになりたいという思いが頭をよぎるんです。
そんな中、2025年1月の年始休みにて、偶然研究室の同期と飲み会をする機会がありました。
これが、転職を決意したきっかけでした。
情報系の大学院だけあって、研究室は今流行りのAIをゴリゴリに使う研究をしていました。なので、この研究室を卒業した同期達のほとんどもデータサイエンティストになっていました。
そんな研究室の同期(データサイエンティスト)との飲み会で感じたことは、AIの技術ってこんなに進んでるの?です笑
2年間ほどシステムエンジニアとして過ごしてきたので、AIの技術の変遷を追っていなかった(言い訳)ため、同期同士の会話に全くついて行けなかったのを覚えております。
「データサイエンティストは、数年後でもいいかな?」と思っていた矢先に、2年ぶりに会った仲間との技術レベルの差がついている現状を可視化されたことで、「え?このままでキノコ大丈夫??」と危機感で身が震えていました。
システムエンジニアでしたが、化石言語とされていたCOBOLをメインに業務をしていたので、当然ホットな技術を使っているデータサイエンティストの彼らをみていると、未経験転職を早くしないといけない気持ちが強まりました。
「身を粉にして働いてるのに今後のビジョンが全く明るくない。。」と惨めな気持ちで泣きそうでしたorz
実際、家に帰ってからあまりにも自分が惨めすぎて泣いたのを覚えます。
この飲み会から、キノコは完全に「今からでも未経験転職でデータサイエンティストにならないといけない」と転職を決意し行動に移りました。
今までの「いつか転職できればいっか」と思っていたのが甘かったです。システムエンジニアのキノコがデータサイエンティストになるのは未経験転職です。
あと数年後、つまり5年目辺りに未経験転職する方が辛くないですか?
もしかしたら結婚をするorすることが決定して安泰になってる時に、年収を下げる未経験転職を応援してくれる人はいますか?
仮に5年目あたりで未経験転職をしたとして、自分よりも若い人から教わる自分になりたいですか?
別に、どの年齢からでも新しいことに挑戦するために未経験転職をすることを否定するつもりは一切ありません。素晴らしいことです。ただ、データサイエンティストになりたいと明確な目標があるのであれば、行動は絶対に早い方がいいと確信しました。
年収を捨てる覚悟
やはり未経験転職で一番のネックになるのは年収です。
私も今回の転職で100万円以上の年収を下げました。
2年目で100万円以上の年収と、今後の生涯年収をかなり下げることを選択することは本当に悩みましたよ笑
それでも5年目で転職をしようが、未経験転職なら転職後の年収が変わらないのであれば、年収ギャップは早ければ早いほど少なく済みますよね。
前職は5年目で1000万を超える(院卒であれば)と言われていますが、1000万プレイヤーが600万円の年収に下げる選択をするのは、今以上に勇気がいることです。少なくともキノコにはできない選択でした。
このまま前職にしがみついて一定の高い年収を貰う人生も悪くはないですが、人生一回きり、自分のやりたいことを貫き通した方が人生全体で見た時に楽しいんじゃないかと思ったのが、転職を決意した理由の一つです。
それに、最新技術を扱う経験を培って市場価値を高めていくことで、もしかしたら前職にいるよりも更なる年収に上がる可能性もありますからね。
現時点では年収を捨てたと思われる行動をしたと思いますが、転職経験が次の転職に活かされるので、今後の行動次第では無限の可能性があると信じています。
転職後の生活について
で、結果的に転職活動をしようと決意して半年経ちましたが、どうなったか気になりませんか?(気にならなかったらごめんなさい笑
結果的には、転職をして良かったです!
現在は、データサイエンティストとして働いており、自分の希望する技術や労働環境に身を置くことができています。
例えば、朝食,昼食が無料であったりとか、パブリッククラウドを用いた機械学習モデリングといった最新の技術を導入しながらの仕事をしたりとか。。
残業も前職と比較するとかなり減ったと感じております。上司との関係も良好なので働きやすいですし、何より障害コールがありません!!!(これが大きすぎた)
前職時代は、仕事終わりは疲れてベッドに直行していましたが、最近は仕事終わりにジムに行ってカフェで勉強するので充実していると感じます。
年収は減りましたが、最低限、自分の使いたい金額を下回らなければお金に困ることはないですよ。
なので、転職をしようか迷っている方は、(まずは社内転職で自分のしたいことができるかを確認してから)是非転職をしてみることをお勧めします!
まとめ
と、まあ色々と転職の経緯と思いを話してきました。どうでしたか?転職の感動が伝わりましたか?(チ。のアニメに影響されすぎですね、すみません。)
前職の社内転職で自分の希望する仕事に就けるのであればそちらにいくのが絶対に良いです。なので、前職の社内転職ができない人が前提の行動になりますので、キノコと同じ状況にいた方はまずは上司に相談するところから始めた方がいいと思います。
今は仕事が楽しくプライベートも充実してきたので、結果的に転職して良かったと思っています。周りからも楽しい感じが伝わってくるとよく言ってくれることが多くなりましたしね。
選択した道を正解にする力が大事だと信じて、これからも市場価値を高めていく努力を忘れずにキャリアを進めていきます✊
今後も、転職の方法についての記事を出していこうと思うので、その時は是非記事を見ていただけると嬉しいです!それでは!