本日は、デロイトについて書いていこうと思います。デトロイトではないですよ
デロイトのデータ分析に特化したコンサル部隊、デロイトアナリティクスについて紹介していきたいと思います。
KPMGの説明と同じ流れになります。この記事でBig4の新卒データサイエンティストの職種の紹介は網羅できたと思うので、他のBig4の記事もあわせてご覧ください!!(EYだけはデータサイエンティストの募集は行っていないですね*2022年2月現在)
対象者
- データサイエンティストに興味を持った就活生
- データ分析コンサルタントに興味がある方
会社概要:デロイトアナリティクス
- 本社:東京丸の内新東京ビル
- 従業員数:約300名(世界で約9000人もいるらしい)
- 平均年収:約799万円(引用元:Openwork、監査法人トーマツの給与体系)
- 立ち上げ:2012年
- 売上(2021):非公開
デロイトアナリティクスはデロイトトーマツ合同会社の中の有限責任監査法人トーマツの1つの組織です(ちょっと細分化されすぎな気がするw)。アナリティクスを活用したコンサルティングサービスで、監査で培った業界知識と統計知識を融合して、実態により即した分析や実行可能なプラン策定をしている組織になります
アナリティクスの中にも①コンサルティングをメイン②研究をメインにしている部署があります。研究をメインにしている部署では論文や特許を発表しているので気になる方は是非見てみてください。
また、①のコンサルティングをメインとしてる部署もさらに会計を専門とするAudit Analyticsと会計以外を担当する部署に分かれるので、選考を受ける際はどっちを志望しているかを決めたほうがいいと思います。面接官から聞かれるので(自明)
分析が得意でコンサルに興味がある方にはぴったりの会社だと思います(会計財務に興味があれば尚由)
選考フロー:デロイトアナリティクス
デロイトアナリティクスの選考フローは以下の通りになります
- エントリーシート
- 一次面接
- 説明会(任意)
- グループディスカッション&二次面接
- 説明会(任意)
- 最終面接
時期は冬と春の2回になります。インターン参加は他のBig4と違い必須とはしていないです。実際に、夏と春に行われる3daysのインターンに参加しなくても内定を貰えている人も何人かいました。優遇もないらしいです
選考フローを見ても、分析経験などを聞かれるだけなので実務経験は重視していないと思います
デロイトアナリティクスの選考の特徴は、面接の内容だと思います。一見、面接官との対話ではあるのですが質問内容がなんといっても特殊。
例えば、以下のことを聞かれます
- 十年後にトップに立つ企業を三つ挙げて説明してください
- 一分間自己PRを説明して三分で説明してください
とっさに言われると適切な答えを発言することが難しいですよね。分析力をあまり重視されていない分、このような質問に対応できる準備を念入りにしていきましょう。
ちなみに私も選考を体験してきたことを踏まえて、デロイトアナリティクスが求めている人材について個人的な見解を上げると以下の四つかなと。
- 情報収集、説明力
- 積極性、先進性
- 想像力
- 適応能力、協調性
この中でも説明力が一番求められていると感じましたね
デロイトアナリティクスの特徴
データ分析はあくまでもツールとして見なしているコンサルタントであり、課題解決をする組織である会社です。他Big4と違って選考の中に分析インターンがなく、コンサルタントに似たフローなのはその特徴が現れてますよね
あとは、デロイトアナリティクスは設立が最も古くデータ分析の知見をたくさん持っていて規模が大きいことが特徴です。なので、選考で他Big4との違いを答えるとしたら、「より大きく社会に貢献できるデータ分析を行いたい」というのがいいのはないでしょうか
補足すると、デロイトアナリティクスは監査法人トーマツの管轄ですが、プロジェクトを行うときは、DTFAやDTCの方と共に何かを取り組む機会があります。組織体制の話になりますが、入社四年目からはDTFA、DTC、監査法人トーマツのどれかに希望で配属されますよ
M&Aやビジネスなどの幅広い知見を持った方とデータ分析を行いたいという思いも立派な志望動機になると思います。
また、別の記事でまとめる予定ですが、データサイエンティストは大きく分けてAIエンジニアとデータアナリストに分けられると考えています。その中でもデータアナリストにコンサル要素を加えた業務になるので、もっと深層学習モデリングを構築したい、自動化システムを開発したいというデータサイエンティスト志望の方は向いていないと思います
気になる初年給は…
気になる年収ですが
初任給はなんと、、525万円!!!
他のBig4と比較すると少し低いですが、それでも大学院の平均初任給と比較すると十分高いといえるのではないでしょうか
採用数は年間で10名強らしいですが、最近のデータサイエンティストの注目度合いを見ると、採用数は増やしていくのかなあなんて思ってたり、、
まとめ
デロイトアナリティクスの選考についてまとめると以下の三点です
- データ分析を手段としたコンサルタント
- 選考ではそこまで分析力は見られていない
- Big4の中では一番早くにデータ分析に対して目を付けている
それではまた御機嫌よう!!